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messiah:studio レンダリング(基礎)
2011.08.13 Saturday 01:09 | MessiahStudio
さて、今回は前回からの続きで、マテリアル設定後のレンダリングということで話をすすめます。
ちょっと前回の補足にもなりますが、前回のマテリアル設定は、カラーのチャンネルにテクスチャマップをてきようしただけの、至極単純なものです。messiaでは、一つのサーフェイスに複数のマテリアルを持つことができ、さらにそれを重ねて適用ができます。そしてその重ね方も行く幾通りかあります。
さらには、シェーダー(マテリアルの元になる、表示に関する要素)にも、カラーだけじゃなく、バンプ(擬似的な凸凹表現)や自己発光、反射や、それの性質、透明度など、さまざまな項目があり、そのシェーダーを単体、または複数個組み合わせてマテリアルを作り上げます。
このあたりは、ちょっと本格的な3DCGソフトと似通った部分が多くあり、概念も似ている場合があるので、いきなり、情報が少なく探しにくいmessiah上でのやり方よりも、他のもので、デモ版+チュートリアルなどをやるなどして、概要をつかんでからmessiahで模索するように進めたほうが良いかと思います。
いつものように前ふりが長くなりましたが、レンダリングに話を移しましょう。
先にマテリアルの話をしたのは、レンダリングもマテリアル設定と似た部分があるからです。
それは、さらっと最低限の設定でできる表現から、相当突っ込んだ設定をして、さまざまな表現ができる点です。
まずは、何も特に設定せず、F10(Render→ Render Preview)を押してみます。
すると、比較的短い時間で、レンダリングされると思います。
後は、これをALT+s押せば保存できます。
しかし、実際これは作業ウインドー上では表示モードを「テクスチャ」にしても見られない光沢感や、透明度といった様子見をするのに使うのに適していて、マテリアル設定やライト位置、カメラ位置等を設定したらF10押して、確認→また調整という流れで使うのがいいかと思います。
どんな風なレンダリングにするかは「setting」サブタブにあるのですが、今回は省いて、「output」サブタブについてだけ説明します。設定を全展開すると、収まらないので、2画像に分けて解説。
ちなみに、タブ下の左のエリアの幅はF1~F4キーでその幅が変えられます。
F2が一般的な幅、F1がエリアが最小、F3がF2の2倍くらい、F4がF2の3倍くらいの幅になります。
左下図がF4を押した後、右下図がF3を押したときの幅です。
左下図から。
・Resolution:レンダリングの画像サイズ/自動更新レンダリングの設定が主。
VGA(640×480)となっているのが、レンダリングされる画像サイズ。カスタムサイズに変更可。
その横「Dynamic Update Render」はオンにすると、何か変更をすると即座にプレビューレンダリングが実行されます。正直、頻繁すぎて作業が遅延しやすくなるので、基本offがいいと思います。
・Management:レンダリングに使うスレッド数とレンダリング後保存されるパスの設定をします。
Threadsがレンダリングに使うスレッド数。私はCore2Duoなので、スレッドは2つで、それをフルに使ってレンダリングしたいので、 2 を指定しています。
最近のCPUはコア数=スレッド数ではないことが多いので、Wikipediaなどで自分の使っているCPUのスレッド数を調べてから設定してください。 当然ながら、割り当てるスレッド数が多いほど速くレンダリングされます。
Tempはレンダリングされた画像が自動保存(Render NowまたはUVBake Renderを押した場合)する際のパスを設定します。標準ではC:/temp/が設定されていています。
つまり、Cドライブ直下のTempフォルダの中に画像が保存されるということです。
図ではデスクトップを設定したのですが、日本語表示ができないのか文字化けしてます。
右下画像に移ります。
・Buffers:レンダリングする(保存される)チャンネルの指定を行います。
色々できますが、とりあえず極普通のレンダリングである、Colorだけにしておきます。
Nameは保存されるファイル名。
digitsはファイル名+通し番号というファイル名にしたい場合の桁数を指定します。
(none)で通し番号はつきません。
Typeはファイルフォーマットです。標準でRLAになっていますが、PSDの24bitを指定しています。
これらは、他のチャンネルを設定した場合、各々任意の名前・ファイル形式・保存場所を設定することができます。
Current Frameというのは、現在のフレームをレンダリングする、ということです。
アニメーションの場合、複数のフレームを指定するなどできます。
[Render Now]を押せば自動保存付きでレンダリングされます。
ぶっちゃけ、単なる静止画レンダリングなら、画面サイズだけ設定したら、「Preview Render」(F10キー)でよいと思います。あ、スレッド数指定も忘れずに。
最低限のレンダリングに必要なのは以上です。
モデルを読み込んで、カメラ設定して、マテリアル設定してレンダリング。
慣れれば1~3分程度でできると思います。
作業の最低限の流れなので、暇な時にでも繰り返しやって、
さらっとこなせるようになるまで訓練することをお勧めします。
私自身もこのブログに使用する画像は、保存せずに毎回最初からやっています。
次回は、、、、何をしましょうかね。
ボーン(スケルトン)→リギングか、Hairやらパーティクルをとりあえずやってみますかね。
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