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3DCGをはじめよう! ~第6回~ 第1章完結

**09/07/04 追記しました。**

さて、前回は「オブジェ」として水草を作りましたが、水槽として見栄えをよくするには、「魚」「地面?」「流木」「石」などを追加する必要がありそうです。

「魚」以外は今まで使った機能で十分出来ますが、あと2つほど覚えておいたほうがよい機能があるので、それを説明するために「魚」を作っていきたいと思います。
ということで、、、金魚らしき物体を作ってみました。

データはこちらを右クリックして「リンク先を名前をつけて保存」とするとダウンロードできます。
*使用に際しての注意事項/免責事項は前回同様で。簡単言うと何かあっても責任は負いません。


9f874b75.jpeg 27dd9cf3.jpeg cf0d325c.jpeg


・左が完成画像です。葉っぱや水槽と比べると滑らかなのが分かっていただけるかと思います。そして真ん中の画像がが辺や頂点を表示した状態です。滑らかなわりに面の数が少ないです。これは「曲面」にしているためで、今回は「CatMull-Clark曲線」の「2」分割を指定しています。(右画像参照)
このメニューの出し方はオブジェクトパネルの該当するオブジェクトの上で右クリックします。

これは「サブディビジョンサーフェイス」とも呼ばれる機能で、面を法則にしたがって再分割して計算(?)表示する機能です。有機的な形状を作る際でも少ない頂点で編集するため、作業が楽になります。また、分割数は自由に変更できます。

さらに真ん中の画像をよく見ると、辺や頂点が片側(手前側)半分しかありません。これは半分だけ作っておいて(私は先に両面作っておいて半分を削除しています。)先程の曲面のメニューの中にある、「ミラーなし」を「左右分離鏡面」にしているからです。左右対称のものはある程度まではこの状態で製作を進めると作業がらくになります。

この2つの機能はオブジェクト(レイヤー)ごとに設定可能で、今回は金魚本体=obj1 目玉=obj2 で製作していますが、目玉は取りあえず片面表示させておく、、本体は曲面なしにして作業を進める、、といったことが可能です。

この「ミラー」と「曲線」はある段階で「確定」させなければならないときがあります。それを「フリーズ」といいます。

cda1ce52.jpeg 4a341577.jpeg


・方法はフリーズさせたいオブジェクトを選択した状態で、「オブジェクト」メニューの「曲面・ミラーのフリーズ」を選びます。そうすると左画像のように「フリーズ」ウインドーが現れるので、フリーズしたい属性を選びます。
今回は金魚本体に対して曲面・ミラー共にフリーズしてみました。結果は右画像です。目玉はどちらの属性もフリーズされていないのが分かるかと思います。

実作業ではミラーをフリーズすることが多く、フリーズ後編集、、いい方を残して反対半分を削除、、「左右分離鏡面」にして編集を続け、、、の繰り返しをすることもあります。曲面をフリーズするのは工程上かなり最後の方にするケースが多いように思います。

曲面をフリーズすると頂点が増えて編集がやりづらくなりますので、フリーズ前に別のオブジェクトレイヤーにコピーするか(普通にコピー&ペーストすると新規レイヤーにペーストされます)あるいはフリーズの際に、「新規オブジェクトとして作成」にチェックマークを入れて実行することをお勧めします。

これを怠って曲面をフリーズして保存してしまうと、、、地獄です。

---- 2009/07/06 追記

ちょっと横道にそれてみます。
この金魚のデータを以前紹介した「六角大王Super」に読み込んでみます。
ただし、フリーウェア版のメタセコイアは六角大王で読み込める形式では保存できないので、六角大王形式のデータを準備しました。

データはこちらを右クリックして「リンク先を名前をつけて保存」するとダウンロードできます。

今回はメタセコイヤ側で「名前をつけて保存」の際に、形式を「Wavefront(*.obj)」にして保存(一般的には「書き出し」「エクスポート」といいます。)し、六角大王側では「読み込み」→「WaveFront obj」で読み込みました。

4c79e931.jpeg b5ad6400.jpeg 94a22d49.jpeg

左画像がデータを読み込んだ後、材質設定をやり直した後のものです。
*Ver.5.5となっていますが、実際にはVer.5.6です。また最新版はVer.6です。

表示のパターンがいくつかあり、好みや作業に合わせていろいろと変えられます。
右は「アニメ調」というものですが、この見え方でグリグリ視点変更できるので楽しいです。

たまに「六角大王とメタセコどっちを買ったらいいの?」という相談を受けることがあります。
大抵「両方とも買えば?」となります。

メタセコ(シェアウェア版)と六角大王のダウンロード版はほぼ同じ価格(5000円前後)です。
2つとも購入しても1万円ちょっとです。

あくまで個人の意見ですが、購入したままの状態では六角大王の方が出来ることが多く、素材もたくさんついてくるので、初めて3DCGをされる方にはお勧めです。

変わってメタセコは有志のプラグインが相当数あり、自分の目的に合わせてそれらをうまく使っていくことで自分のやりやすいようにする、、という感じです。いざとなれば(そういうスキルがあれば)自分でプラグインを作ることも可能です。

そして、どちらにも「この作業はあっちが楽かも」というのは必ず出てくると思います。なので、両方買えないのであれば「どっちでもいい」が答えになります。 本当に好みの問題です。


---- まだまだつづく。


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