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3DCGをはじめよう! ~第5回~

今回から水槽の中に入れる「オブジェ」を作っていきます。
私自身は熱帯魚、水槽、水草、、、といったものに対する知識をほとんど持っていません。

なので、水槽関係をリクエストしてきた友人のブログの写真を参考(本当に参考程度)に「水草」らしきものを作ってみたいと思います。 多分そっち関係に詳しい人からは「外国人が描いた日本」みたいなイメージにうつるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。

まずは完成イメージから。

ha_end.jpg

なんだか「やしの葉」っぽいですが、広い世界の中にこんな水草があるかもしれないということで。
そして今回から製作したメタセコイアのデータを教材代わりにダウンロードできるようにしました。

こちらをクリックするとダウンロードします。

*一応免責事項として、このデータをダウンロード、解凍、実行したことによって発生した不具合・損害等に対して一切の責任は負いませんので、自己責任のもと、ダウンロード・使用をされてください。

実際見てもらうと分かりますが、相当ざっと作っています。特に茎が集まる部分などメタメタです。
ただ、ほとんど見えないし、雰囲気が伝わればあまり細かいところまでこだわらない作り方も私は有りだと思っています。 



では、製作に入ります。(今回は入門モードのチェックマークを外して通常版にしています。)



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1.まず「基本図形」で板を作ります。Createする前にScaleで正方形から葉っぱらしい比率に変更します。ついでにSegmentでタテ ヨコ 共に程よく分割します。タテの分割数は真ん中で折り目がつけられるよう2の倍数に設定します。横の分割は何となく、、、 今回はタテ、ヨコ共に分割数を4にしています。(左画像)

2.Createを押します。 普通は白(グレー)色のオブジェクトができる思いますが、今回は緑色です。これは先に緑色の「材質」を作って、それを材質パネルで選んだ状態でCreateしたためです。今回のような場合は材質の設定は後からでも全く問題ないのですが、ケースによってはこっちのやり方の方が効率的な場合があります。とりあえず、こういうやり方もある、、というくらいに思っていてください。(中画像)

3.後の作業をやりやすくするため90度回転して起こします。(右画像) 画像を良く見てもらうと分かるかと思いますが、面が緑色ではなく、透明(面がないように)になっていると思います。パースペクティブビューで視点を動かして反対側に回ってみると、ちゃんと緑色をした面が見えると思います。(それでも見えないときはウインドーの上にある「面」と書かれているボタンが押された状態になっているか確認してみてください。)

実は面(ポリゴンと呼んだりします。)は「向き」があるのです。「向き」は反転することも可能ですが、基本的に一方向からしか見えない仕組みになっています。これはアプリケーションによって裏表関係なく見えるようにしてあったり(六角大王など)、レンダリングのときのみ見えるようになっているもの(3dsMaxなど)があります。
メタセコイヤの場合は、裏に反対向きの面を貼り付けることによってどちらから見ても見えるようにしています。

その方法はオブジェクト(特定の面だけでも可)を選んで、メニューの「選択部処理」→「面の両面化」を実行します。逆に面の両面化を止めたい(片面にする)場合はそのオブジェクトを選んだ状態でメニューの「オブジェクト」→「面を片面化する」を実行することで可能です。両面化はちょっとした欠点があるのですが、今回は関係ないので両面化しました。



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4.頂点/辺/面をうまく選択して、移動/拡大/回転を使って葉っぱらしい形に編集します。(左画像)今回分割数が少ないと思う部分があったので、「ナイフ」ツールでヨコの分割数を増やしました。この面(辺、頂点)を後から増やすことは、頻繁に行う作業で、さまざまなやり方があります。その中で「押し出し」や「ナイフ」は大抵のソフトについている比較的スタンダードな分割方法だと思います。

5.ある程度形が出来たら、水草らしく曲げます。(中画像) 結果的に右画像のようにするつもりです。
曲げ方は頂点などを移動するなどしてやってもいいのですが、結構大変なので、今回は「曲げ」というツールを使ってきれいに曲げます。

やり方は、
オブジェクト全体を選んで、ビューポートを「Front」にして「曲げ」ボタンをおします。
葉っぱの下場あたりから、クリック&ドラッグして青い線を垂直に持ち上げるように描きます。
そして、青い線の両端の頂点以外のところでクリック&ドラッグすると葉っぱが変形します。
このクリック&ドラッグを開始する位置や、青い線の位置や長さで変形の仕方が変わります。

「曲げているな」という雰囲気を味わうもは青い線の終点よりの頂点付近のでドラッグ開始するとよいと思います。 青い線を描いた後でも、頂点を移動することで、より好みの位置に青線を編集することが可能です。

また、1回曲げが終わった後でも、更に変形を続けることも可能です。
いろいろなパターンを試されて、感覚的にどうなるかを把握すると良いかと思います。


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6.頂点を移動して、より葉っぱらしい形に整えます。(左画像/右画像)


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7.形が整ったら、オブジェクトを全て選んでコピー(Ctrl+C)して、ペースト(Ctrl+V)します。
ペーストするとオブジェクトパネルに新しくオブジェクト(レイヤー)が追加され、同じ位置にオブジェクトがペーストされます。(左画像の右側のObj2/Obj3となっているもの)

8.それをオブジェクト単位で移動/拡大/回転などを行って、いい感じに変形・配置します。これを気が済むまで繰り返します。オブジェクト単位で楽に作業するために、ペーストして新しいオブジェクト(レイヤー)が足されるたびにその前までのオブジェクト(レイヤー)をロックしてから作業を進める方がよいと思います。(左画像)

9.右画面が完成状態です。 配置に当たって実際にはPersビューだけでなく、Front/Left/Topビューポートで位置の確認や編集を行っています。どのビューでやるのが効率的かはケースバイケースだと思いますが、使っていくうちにだんだんと効率的に使い分けが出来るようになるかと思います。

私の場合、基本的に4分割画面でほとんどの作業を行います。

*私はシェアウェア版のメタセコイアを使用しています。フリーウェア版では使用できないコマンドがあるかもしれません。その際はお知らせください。代替方法を考えたいと思います。

次回は、まず水槽に水草を配置する方法を、その後に底(床?)か流木風オブジェ或いは魚のいずれかの製作をしたいと思います。(番外編でオブジェクトパネルのウンチクをたれるかもしれません。結構重要なので)



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